金ローこと金曜ロードショーの超常連作!
スタジオジブリの作品の中でも屈指の胸キュン作品「耳をすませば」。
ジブリと言えば宮崎駿監督というイメージがありますが、本作「耳をすませば」は宮崎駿氏や高畠勲氏のもとで作画監督やキャラクターデザインとを務めていた近藤善文氏が監督が就任し、宮崎駿氏が制作・脚本となっています。
近藤善文氏は以前から「トトロのいないトトロ」のような作品を作ってみたいという想いがあったそうでして、言われてみれば本作「耳をすませば」はまさしくトトロのいないトトロといった作風になっているように感じます。
今回はそんな「耳をすませば」の”その後”について。
この先からはネタバレ要素を含む内容が含まれておりますので、まだ「耳をすませば」をご覧になっていない方はご視聴になってからご覧くださいますようお願い申し上げますm(_ _)m
【その後が分かる?】「耳をすませば」の原作はりぼん連載の少女漫画
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— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 25, 2022
「耳をすませば」には原作があります。
人気少女漫画雑誌「りぼん」にて1989年に連載されていた作品です。
これが一体全体どうやって宮崎駿氏の目に止まったのかというと、宮崎駿氏の義父が建てたという山小屋(宮崎駿氏の義理の父親のアトリエ)がきっかけになっているそうでして、その山小屋には様々な資料と共に過去に姪っ子が読んでいた少女漫画雑誌が置いてあったのだとか。
宮崎駿氏は休暇の際にその山小屋に訪れ、多くの作品と共に少女漫画も読んでいたそうです。
そう。そこにあったのが・・・・
「耳をすませば」。・・・ではなく、もうかなりの年月が経ってしまい雑誌がぼろぼろになってしまったので宮崎駿さんは近所のスーパーへ行き新しい少女漫画雑誌を購入。
その時、ドンピシャで連載していたというのが「耳をすませば」。
それがきっかけで宮崎駿氏の目に留まり、映画化ということになったそうです。
ちなみに、原作を描いていた柊あおい先生は担当から「スタジオジブリの宮崎駿氏が耳をすませばの映画化を希望している」との電話を受けた際に、「冗談でしょ?」と全く信じることができなかったそうです。いやいや、そりゃ信じられないわ!という話ではありますが笑
じゃあ原作を読めば「耳をすませば」のネタバレが”その後”の結末が分かる⁉︎
宮崎駿氏の目に止まったことでスタジオジブリにて映画化されることになった「耳をすませば」。
原作漫画自体は全1巻。
さらに続編となる『耳をすませば〜幸せな時間〜』が2005年に発売されています。
ということは・・・
つまりこの『耳をすませば〜幸せな時間〜』を読めば聖司と雫のその後が分かる!?
と思ってしまうのですが、実は原作を読んだだけでは「耳をすませば」のその後を読み解くことはできないのです。
少しネタバレになってしまいますが、続編となる『耳をすませば〜幸せな時間〜』では雫と聖司の中学三年生最後の夏休みについて描かれているだけで二人の関係がこの先どうなっていくのか等の内容に関しては描かれていません。
映画のちょっと先の話である上にそもそも二人の関係メインのストーリーではありませんでした。普通に面白い内容ではありますが雫と聖司はどうなる⁉︎に関しての答えは残念ながら得られません・・・
そして何より、原作漫画の「耳をすませば」とジブリのアニメ映画版「耳をすませば」ははっきり言ってしまうと別物に近い作品です。
映画の尺110分ほどに収める為というのはもちろんですが、映画化するにあたって宮崎駿氏と同じく制作にあたった鈴木敏夫氏、そして攻殻機動隊などで知られる押井守氏、さらにエヴァンゲリオンなど数々のヒット作で知られる庵野秀明氏という超大物揃いを交えて宮崎駿氏と共にジブリ版「耳をすませば」の構想を膨らませていたというエピソードがあります。
つまり、原作漫画「耳をすませば」を元に設定・展開にオリジナル要素を盛り込んで出来上がった作品がジブリ版「耳をすませば」であり”その後”に関しては原作側の柊あおい氏とスタジオジブリ側では大筋は同じでも想い描く”先”が少し違ってきてしまうのではないかと推察されます。
柊あおい氏の原作を元にジブリ版の映画「耳をすませば」のストーリー展開をベースとした小説版「耳をすませば」が田中雅美氏著で出版されていたりもするのですが・・・・これは今は絶版となってしまっていて入手困難…。(その後に関しては小説版でも判明していない模様)
原作漫画や小説からは聖司と雫のその後は分からない。公式からもその後に関して語られることも発表されることも無かった。だからこそ、今でも多くの考察があり、様々な説が流れているという図式ができてしまっているようです😅
【耳をすませばのその後】雫と聖司は将来結婚or破局?
#耳をすませば
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 25, 2022
🚲明日よる9時🚲
明日の放送📺を楽しみにしてくれている方に
雫が聖司の弾くバイオリンに合わせて
「#カントリー・ロード」を歌うシーンを
特別に少しだけお見せしちゃいます😆💕
🎼🎻.•*''*•.🎶🗣️.•*''*•.🎶🪕🥁🎻 pic.twitter.com/aTMrygy4hh
原作漫画の続編となる『耳をすませば〜幸せな時間〜』の一文。
こちらが二人のその後の考察で頻出されていました。
う〜ん、この文章は・・・どちらとも取れる・・・
聖司と私が同じ想いなら・・・じゃあ同じじゃなくなってしまったら?
どこかでつながっている?・・・つまり、その時点ではすでにすれ違ってしまっている?
いやいやいや、これは聖司が夢を叶えるべく遠くへ行ってしまうかもしれないという時点での雫の気持ちであって、例え二人の距離が遠く離れてしまっても気持ちは繋がりあっているわけで夢を応援したい気持ちと離れ離れになってしまう寂しさが混在する中で行かないでとも言えずに一緒に行くとも言えない…まだ中学生であることのもどかしさ、早く大人になりという気持ちと今この気持ちと幸せを噛み締めたいという甘い恋ごこr…
とまぁ、どちら側にたって考えてみても色々と思うことがある一文なのですが・・・。
もうきのこの山派かたけのこの里派並に意見が別れているようなのです。
あなたは二人は結婚すると思いますか?
それとも破局してしまうと思いますか?
雫と聖司は将来破局してしまう説
•そもそも時差もあるし時間も合わないよね?
•そんなに待ち続けられらない
•お互い中学生だしすぐに他に好きな人ができる
現実主義な方は破局説を推しているようです。
日本国内の遠距離恋愛でも結婚にまで至る確率は16%くらいらしく、電車で3時間とかかけて定期的に会っていても中々の破局率。海外となると確かに連絡を取ろうにも時差の関係もあって難しく、さらに中学生同士ともなると他に好きな子とかできるんじゃない?というなんとも悲しい現実的な意見が。
雫と聖司は将来結婚する説
•雫への気持ちを抑えきれず海外に行くのをやめたor途中で帰ってきた
•紆余曲折があり、気持ちが離れてしまった時もあるけれど最終的には結婚した
•自然消滅してしまったけれど運命の再会を果たし結婚した
二人にはハッピーエンドを迎えて欲しい!困難な道だからこそ上手くいってもらいたい!
という意見が多いように見受けられます。
もう夢諦めて途中で帰ってきちゃった♪パターンはちょっと残念な結末ではありますが、これはこれで結構現実的かもしれません笑
まとめ
フィクションだからこそ上手くいってほしいじゃん?というのは分かりますねぇ〜
作品に対する捉え方、「その後どうなったと思う?」と聞かれた時に自身の経験や現実的に考えるか「耳をすませば」という作品の延長線という前提で考えるならばこの先どうなるか?と考えるのであれば…というのは人によって違ってくるものですし、一人一人違った”耳をすませばのその後”があるからこそ面白い!という一面もあると思います😊
いやいや、ここは現実的に考えて二人はその後どうなるのか考察しようじゃないかというのも白熱しながら夜通し語り尽くせそうではありますが笑
個人的には「自然消滅してしまったけれど運命の再会を果たし結婚した」ルートがいいですね!そして朗報!「耳をすませば」の実写版が2022年10月に公開予定となっております!
その内容なはなんと・・・ジブリ映画版「耳をすませば」の10年後の物語!
多くの二人のその後が予想されてきた「耳をすませば」ですが、一つのその後が実写にて描かれます。実写版に関しては別記事にて紹介させていただく予定です♪